絵本の読み聞かせ

物語は子供の成長に大きな影響を与えてくれます。

言葉の理解や語彙力の増加だけではなく、物語の続きがどうなるのかと想像力を沸き立たせることもできます。

物語を通じて、さまざまな知識や物事の理解を得ることができますので、知育道具の一つとして活用してください。

【幼稚園・保育園で大人気】ベトナムの童謡 も参考までにどうぞ。

  • アリババと40人の盗賊 – 千百一夜物語
  • 長靴をはいたネコの物語 – グリム童話
  • マッチ売りの少女 – アンデルセン童話
  • 桃太郎 – 日本のおとぎ話
  • お米の種の物語 – クメールのおとぎ話
  • 大きなカブ – ロシアのおとぎ話

ベトナム語でアリババと40人の盗賊 Truyện Alibaba và 40 tên cướp 千百一夜物語

アリババと40人の盗賊は、イスラム世界に伝わる物語で、シリアを起源とするものとされています。

この物語は、実直なアリババが「開け、胡麻」という呪文の力で、40人の盗賊団が宝物を隠した洞窟に入り、巨富を得るという筋を描いています。

ベトナム語で長靴をはいたネコの物語 Chú mèo đi hia グリム童話

粉ひきをしていた父が亡くなり、働き者の一番下の弟は欲張りで強引な兄たちのせいで猫しかもらうことができませんでした。

しかしその猫は会話をすることができるネコで、弟がネコに長ぐつを与えるとウサギを捕まえたりと、弟へ恩返しをしていく物語です。

ベトナム語でマッチ売りの少女 Truyện Cô bé bán diêm アンデルセン童話

ある年末の寒い夜でした。貧しい家庭に育った少女は、寒さのあまり売り物のマッチを付けて寒さをしのぎます。

マッチを一本つけるたびに、幸せな家庭のクリスマスの風景が現れます。

最後のマッチをつけると、亡くなったおばあさんが立っているように見えます。

少女はおばあさんと一緒に、まばゆい光の中を空へと昇っていきます。

そして夜が明け、新年が始まりました。少女は雪の上に微笑みながら横たわっていました。

ベトナム語で桃太郎 Cậu bé quả đào 日本のおとぎ話

昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川で洗濯をしていました。

ある日、おばあさんが川で大きな桃を見つけました。

その桃は特別なもので、中から元気な男の子が現れたのです。

おばあさんはこの子を「桃太郎」と名付け、大切に育てました。

桃太郎が成長し、鬼退治に行くことを決意します。

桃太郎はおばあさんが作ってくれた「日本一のきび団子」を持って、犬、サル、キジを家来にして鬼のいる場所へ向かいます。

桃太郎と仲間たちは鬼たちをこらしめたので、村に平和が訪れ、皆幸せに暮らしましたとさ。

ベトナム語でお米の種の物語 Truyện Những hạt thóc giống クメールのおとぎ話

クメール(カンボジア)文化には、美しい伝説や物語が数多く存在します。

その中でも、お米の種にまつわる物語は興味深いものの一つです。

昔々、ある村に美しい才能を持ち、賢く裕福に生まれたトマバル・コマーという女性が住んでいました。

彼女は村の人々から尊敬され、愛されていました。

ある日、トマバル・コマーは田んぼで働いていると、小さなお米の種を見つけました。

その種は特別なもので、彼女はそれを大切に育てました。種から芽が出て、立派な稲穂が実りました。

トマバル・コマーは感謝の気持ちを込めて、収穫したお米を村の人々と分け合いました。

そのお米は美味しく、村人たちは幸せな食事を共にしました。

この物語は、お米の大切さと共有の精神を伝えています。

ベトナム語で大きなカブ Truyện Củ cải khổng lồ ロシアのおとぎ話

 ある日、おじいさんが大きなかぶを畑で育てていました。

しかし、そのかぶはとても大きくて引き抜くことができませんでした。

おじいさんはおばあさんに助けを求め、おばあさんが引っ張りました。

おばあさんも力不足で、それでもかぶは引き抜けませんでした。

すると、お孫さんがやってきて手伝ってくれました。

おじいさん、おばあさん、お孫さんが一緒に引っ張ると、ついに大きなかぶは畑から抜けました。

そしてみんなでおいしく食べましたとさ。

この物語は、協力と助け合いの大切さを教えています。

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

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