ベトナムは社会主義国であり、諸外国に対して不寛容な姿勢をとってきました。
しかし近年、国の経済発展には外国の資本が必要だとのことで対外政策に力を入れて諸外国を受け入れるよう寛容になってきているわけですが、一昔前までは外国人に自由はあまりありませんでした。
「撮影許可」もその中の一つです。
報道に関する自由とも言えるでしょうが、外国人に対してベトナム国内の撮影許可を得ることはできませんでした。
有名な話かもしれませんが、ベトナム戦争を舞台にした映画作品は多数ありますが、実際撮影した場所はベトナムではなくタイやフィリピン、マレーシアの離れ小島なんです。
「ベトナム戦争なのにベトナムで撮影していないの?」と驚くことでしょうが、撮影当時、ベトナムはそのような閉鎖的な時代であったと考えてください。
ベトナム戦争映画のロケ地はどこ?
『地獄の黙示録』公開から40年以上を過ぎていますが、今でも多くのファンを魅了してやみません。
このベトナム戦争映画はフィリピンで撮影されました。
『プラトーン』や『7月4日に生まれて』といったハリウッド映画もロケ地はフィリピンで撮影しています。
ベトナム戦争の映画ファンにとってフィリピンは聖地巡礼スポットの宝庫なのかもしれません。
メル・ギブソン主演の『ワンスアンドフォーエバー』はアメリカで撮影
ロビンウィリアムス主演の『グッドモーニングベトナム』はタイで撮影
ハローベトナム/Hellow VietNam
話は変わりますがハローベトナムという歌をご存じでしょうか?
ベトナム戦争から逃れて、子供を産むのですがその地はヨーロッパ地方で彼女のルーツではありません。
生まれた地でアジア人として差別を受けることもあったでしょう。
そんな自分のアイデンティを探すような曲です。
現在、550,000人以上のベトナム人が日本に住んでいます。言葉の壁がある中、母国を離れ家族のために賢明に働いてくれています。
彼らの心にも何かしら響く、哀愁深い歌なので話題にしてみて下さい。
ハローベトナムは英語、ベトナム語、フランス語に翻訳されたり、カバー曲としても歌われており、意外と世界的に有名な曲なので聞いたことがあるかもしれませんね。
ベトジェットの機内でも流れていた気がします。
ベトナムに住んでいるなら知っておいた方が良いベトナムの歌3曲
ちなみに歌詞にコッポラという単語が出てくるのですが、『地獄の黙示録』の監督の名前です。
日本の番組撮影を受け入れた
20年以上前になりますが、日本から大泉洋さんが水曜どうでしょという番組ロケをベトナムで行いました。
詳しくは水曜どうでしょ!大泉洋もベトナム南北1800Kmを縦断していた!
その時は公安の方が撮影中、ずっとつきっきりでしたが、時代が変わったこともあり厳しさはなく終始笑顔で対応してくれています。
皆さんご存知の「地球の歩き方」、バイクでの旅ルートを徹底解説してくれているのでガイドブックにもなりますし、旅日記として面白おかしく読むこともできますよ。


