友人と海外旅行の話をしていました。
航空機事故の死亡率が話題になると、急に神妙な顔つきになり彼は語り始めました。
「飛行機が飛び立つときと着陸するときは起きとかなアカンで!」
「乗り物の中で事故ったら一番死亡率が高いのは飛行機なのは知ってるやろ」
「飛行機の事故が発生する時っていうのは、離陸時が20%、着陸時が50%以上やねん」
「助かる見込みがある人間ていうのは、いかに素早く動けるかやで、事故発生した時点で助かる、その可能性が低いことは分かってるで、けどな、初動が何よりも大事になってくるから気ぃ付けとけよ」
「つまりやな、空飛ぶときと陸につくときはシートベルト締めて・靴はいて・起きとけって言うことや」
確かに彼の言う通りである。
もし仮に不時着したとしよう、そこはきっと石やガラスの破片で危険がいっぱいだろう。
また、日昼なら熱い地面の上を裸足で走れるだろうか?
機体が爆発する可能性がある為、一刻も早く遠くへ離れる必要があります。
飛行機から緊急脱出する時の豆知識
・離着時に窓側の人は必ず日差しを開けてくださいと言われるのは、目を外の明るさに慣れさせておくためです。
もし万が一のことが起きてもすぐに動けるためと言われています。
・女性のスライダー経験者が言っていましたが、ストッキングやタイツは摩擦熱で溶けて火傷をするそうです。
男性もそうですが、短パンだと肌が露出しており火傷のリスクは高くなりますね。
長ズボンの着用が良いかもしれません。
・非常時に使用するスライドは普通の滑り台とは違います。
中に空気が入っていますので、もし傷ついて破れてしまうと役に立ちません。
ですから、お客さんの手荷物や女性のヒールなどはご遠慮いただきたい。
・スライドの両サイドは普通のスライドと違い低くつくられています。そのため普段より強く恐怖を感じるかもしれません。
滑る際、怖いとは思いますが、両脇を持ってブレーキをかけながら滑ると摩擦で手を火傷してしまいますよ。
・上体を起こしたまま滑ってください。
そうすると体を伸ばしたままよりもスピードは出ません。
これは遊びではありません、絶対にふざけずCAの指示に従いましょう。
CAの指示でもあるとは思いますが、滑るときは上体を起こし、ストレッチをするような前傾姿勢、もちろんひざはある程度曲げても構いません。
大事なのは上体が起きていることと、手は両サイドに触らないことですから。
滑り終わったら、立ち上がりを支援してくれる人がいますので手を引っ張てもらい起してもらいましょう。
そして素早く避難場所へ移動します。
なぜなら、次の人が滑り降りるのを待っているからです。
それでは、快適な空の旅をお楽しみください!!
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