バティエンハウ寺院は日本人にとってはあまりなじみのない寺院だと思いますが、実は中国系のお寺で多くの人が幸運と名声を祈るため寺院によく来られています。
中国の信仰における重要な女神である天の聖母(ティエンハウカンマウ)がメインホールに鎮座しています。
中華の影響深いバティエンハウ寺院について
地元の人々によると、チューヒエウ運河の隣に建てられた小さな塔が火事でひどく損傷したので1923年、中国系ベトナム人(潮州、福建省、広東省、チャイブの中国人)によって再建されました。
トゥダウモット市の中心地であるフークオン区の人々に親しまれている文化的および精神的な場所であるだけでなく、現在では世界中からの観光客にとって有名な観光地になりました。
寺院は龍が上昇するデザインラインと鮮やかな赤い色調が際立っています。
建築の細部に赤い背景を描くことに加えて、赤いランタンの装飾は寺院を更に活気づかせ、中国固有のデザイントレンドがうかがえます。
寺院フェスティバル
ティエンハウビンズオン寺院フェスティバルは、毎年旧暦1月の満月に開催される省の主要な文化祭の1つでもあり、ユニークで厳粛な儀式ともいえます。
世界中から毎年何千人もの訪問者を巡礼に来させる、それだけの魅力を備えているようです。
ビンズン省で最高のテトを迎える
毎年太陰暦1月14日は“Thỉnh Lộc Bà”の日であり、大きな線香をたて、家族にとって幸せで明るく幸運になれるように、新年を象徴する提灯を飾り付けます。
翌日の太陰暦1月15日には、ティエンハウビンズオン寺院フェスティバルでのパレードが行われ、世界中から多くの観光客が参加し、新年の巡礼、供物、祝福、幸運の為に集まります。
パレードの中には、必ず中国4つの州(潮州、福建省、広東省、チャイブの中国人)の代表達が参加しています。
寺院の創建者ともいえる方の出身地でもありフェスティバルの重要な役割を果たしているそうです。
バティエンハウ寺院の場所
住所:số 04, đường Nguyễn Du, thành phố Thủ Dầu Một, tỉnh Bình Dương.
ホーチミン市内から北に約30Km離れており1時間程で到着します。
ビンズン省で最も栄えている市街地であるトゥーザウモット市内にあり近くには市場もあります。
寺院の建築様式や配置
バパゴダはその神聖なもので有名であるだけでなく、メインホール、東回廊、西回廊を含む3つの主要なブロックに分かれており、ユニークな建築によって世界中からの観光客を魅了しています。
すべての装飾的なディテールは、空間全体にぶら下がっている赤いランタンでベトナムの中国のアイデンティティの美しさを強調しています。
入り口の門
鮮やかな赤で塗られた広大な三重の門、黄色に塗られた黄色のネームプレート(漢字と漢字)がさらに目立ちます。ドラゴンの尾の多くの詳細を備えた青い屋根、月の崇拝は非常に鮮やかで人目を引くエンボス加工されています。
柱や壁に刻まれた漢字
柱や壁に刻まれた漢字が中華の文化を色濃く反映しております。
寺院のティエンハウ夫人の像
像はメインホールにあり、ティエンハウ夫人は黄色いローブを着ており、後ろには鮮やかなレッドウッドの背景に菊のディテールが混ざり合って踊る飛竜が刻まれたスクリーンがあります。
1923年以来崇拝されている小さな木像に加えて、背景には大きな像があります。本堂に足を踏み入れると、寺院の神聖で威厳のある雰囲気を感じることができます。
観光時の注意点
文化的および神聖的な観光地であるため、訪問者は訪れるときには控えめで礼節ある服装をする必要があります。
また宮殿に入るときは靴をドアの外に置いておく必要があるため、靴の代わりにスリッパを選択することをお勧めします。靴の履き間違えなどもあるようなので気を付けましょう。
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